最近の物件は和室が減っているように思う。新築マンションの間取りを見ても洋室ばかり。賃貸アパートの間取りを見ても洋室ばかり。
建売住宅の間取りを見ても6畳の和室を1階に兼ね備えている物件の方が少なく、和室があったとしても4.5畳もしくは3畳ほどの畳ルームとなっている。
また、限られた土地に建てられた物件だと、1階はLDKのみで和室の存在さえなかったりする。
私は間取りを見る際に、和室がある物件がいいな、と思っている。以前に住んでいた3DKの賃貸アパートにも和室が一部屋あって重宝していた。
住み始めた当初は、新婚で「和室なんてあると古臭い」「寝室が和室なんて新婚らしくない」などと思っていたが、所詮賃貸で仮の住まい。
その仮の住まいにベッドを購入するなどもったいない。それならば、和室に布団を敷いて寝ている方が経済的ではないか、と思えるようになった。
また子どもが産まれてからは和室があるとすぐにお昼寝させることができるので便利だった。
持ち家の一戸建て住宅に引越してからも1階に和室があって重宝している。
我が家は1階に6畳の和室と2階にも6畳の和室がある。今は子どもが小さいので、1階の和室を布団を敷き詰めて寝室として使っているのだが、とても使い勝手が良いと感じている。
1階に寝室があれば、すべての動作がほぼ1階のみで終わるので昇り降りをしなくても生活ができてしまう。
2階に寝室があると、子どもを寝かしつけた後、目が行き届かなくなって心配だが、1階ならばすぐに見に行くことができる。
また、子どもが目を覚ましてしまっても階段を使わずにすぐにリビングへと子ども自身で来れるので安全だ。昼寝の際もわざわざ2階まで上がる必要がないので、楽だと感じている。
そして我が家の和室はリビング併設ではなく、独立タイプとなっているので、万が一布団を敷きっぱなしにしておいても来客時には目につかないので、助かっている。
おしゃれさを求めれば、和室は不要かもしれないけれど、私はあると便利で生活しやすいと思っている。
また違った視点で和室を考えてみよう。例えば外国人からみた印象だ。
私の知人に欧米人が数人いるのだが、全員が和室を好きだというのだ。ちなみに年齢層は20~30代だ。
また彼らの家族・友人が日本に遊びに来るときは、民泊を利用するのだが、部屋は和室を好んで選んでいるそうだ。
このように日本ではあまり人気がなくなりつつある和室が、外国人には好評なのだ。
もし、民泊をやる方いれば、和室を取り入れた純和風の部屋を提供しては如何だろうか?
また任意売却の物件はかなり安く購入することができるようなので、こういった物件を活用するのもいいのかもしれません。
民泊や任意売却については「空き家スイッチ」に詳しく書いてあるので、参考にどうぞ。