集合住宅は高層階がいい?そんなことはない。

結婚後、引っ越し先を探すためまずはインターネットで物件を検索していました。
当時住んでいた地域は人口は減っているのにアパート各社が次々に建っていました。
新しい物件は設備も良くてきれいだけど家賃が高い。掲載期間が長い物件は安いけど設備が古い。
夫婦で譲れない条件をいろいろと考え、どこを妥協点にするか悩みながら選んでいました。
多分、比較しているこの時が一番楽しい時期だと思います。

「この部屋だったらここにアレを置いて、ここはこんな風に使って…」と夢が広がるばかりです。

新居が決まったのは知人の紹介でした。近所のアパートは1階が家族向け、2階が単身者向けとなっていて、家族向けが1部屋空く予定になっていると教えてくれました。

水回りの部屋に窓が一切ないため、昼間でも扉を閉めると真っ暗。
物干しスペースが広い分、二階のベランダも広いので光の入りがちょっと弱い。
けれど様々な条件を考慮するとほかのアパートだと家賃がプラス2万にはなりそうなところを、すぐ入居してくれるなら道路側だから5千円安くしてくれることになり、即入居を決めました。

実はそれまで、「アパート・マンションは2階以上に住むもの!」という思い込みがありました。
1階は湿気も多いし底冷えするし、防犯上も良くないと。私は実家住まいでしたが夫はアパートの2階暮らしでした。
短大の頃にアパートで1人暮らしをしていた時は1階で目の前が畑だったためにムカデや虫が多く、「絶対に2階以上」という刷り込みが出来上がっていました。

ところが、夫婦揃って「住むなら1階だな」と思ったのは引っ越し最中でした。

買い物をして帰ってきて、重い荷物を持って階段を上がらなくていい。
忘れ物に気づいた時にすぐに窓から手渡せる。
朝、急いでいる時に玄関からすぐ車に乗り込める。
疲れて帰ってきて、最後の最後に階段を上らなくていい。

エレベーターがある物件なら日常生活に不便はないでしょうが、やはり引っ越しの際にも買い物荷物がある時にも、1階は楽で便利です。
幸い、新居は周りが住宅と道路だったため虫被害もほとんどなく、湿気や底冷えを感じない頑丈な作りでした。

夫の転職のために引っ越してしまいましたが、その引っ越し作業の時も業者さんは窓から荷物を運び出していて、50箱ほどあった段ボールはものの10分ほどで搬出されてしまいました。新しい引っ越し先は戸建てタイプだったので当然1階。諸事情により引っ越し業者に頼まず自力引っ越しだったのですが、やはり1階なので窓の横にトラックを寄せることができたので夫婦二人でも半日で完了。大物家具家電も夫の職場の人が手伝ってくれて2人で運び入れることが可能でした。

何より、毎日出入りする時に階段の上り下りがなく、雨が降っている時にすぐ車に乗り込める。
住んでみてわかることもあるといいますが、うちにとっては「住むなら2階以上」ではなく、「住むなら1階」が新たな発見でした。