新生活で起きた家庭訪問での悲劇

 

勇気を出して新しい道を歩き出した離婚から1年が過ぎて、また桜の咲く季節がやってきました。母子二人で始めた新生活。小さいながらも優しいスタッフの職場に恵まれ、子供の幼稚園と職場、そして社宅までの往復にも慣れてきました。子供の笑顔に支えられて、仕事にも熱が入ります。幼稚園でも進級の時期を迎え、新しいクラスにドキドキしながらも嬉しそうな子供に、私も嬉しくなります。しかし、忘れてはいけない一大イベントが待っています。

一大イベントとは、何を隠そう「家庭訪問」。
日々の忙しさと、部屋の狭さに甘えて散らかった部屋。何としてでも、先生がお見えになるまでに片付けねばなりません。そんな私の心の声を知ってか知らずか、幼稚園からのお手紙にこう書いてありました。「ご都合の悪い方は、幼稚園での面談も可能です」その言葉に甘えようかと思いましたが、先生が我が家にくる日を心待ちにしている子供の姿を見ると、それはできませんでした。片付けるしかない。仕事の合間をぬって、できる限り綺麗に片付け、来客用のかわいいグラスとお茶菓子も購入し、先生の到着を待ちました。

ピンポーン。
先生がお見えになり、子供のテンションはMAX。幼稚園での様子や、心配事などを伺い、一通り話し終えたその時、悲劇が起きました。
不要なものを全部詰め込み、さらに布団までギューギュー押し込んだクローゼットを「先生見て―!」の声とともに開いたのです。ぎゃぁやめてくれ!布団が落ちてくる。冷や汗ものです。もう笑うしかありません。先生と苦笑いでした。子供はクローゼットにしまってあったオモチャを見せたかっただけ。悪気はありません。
こうして、今年の家庭訪問は悲劇とともに無事終わりました。

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